航空便と船便
海外から個人で商品を輸入する時は殆どの場合、航空便を使われると思います。
商品の大きさや重さにもよりますが、140サイズの段ボール10箱以下なら航空便の方が便利です。
弊社では昔からFedEx やDHL を使用していますが、中国ならスコアジャパン(流通王)も安くてお勧めです。
FedExやDHLは殆どの国で使用できるので、アカウントを登録しておくとサンプルの手配をするときも自分のアカウントで出荷して貰うことが出来ます。
追跡も出来ますし、手配の方法も国内の宅急便と変わりません。
ちなみにEMSも何度か使いましたが、追跡に反映されなかったり遅い印象がありますので今は殆ど使っていません。
荷物が段ボール15個以上になると、船便の方が安くなるケースが多くなります。
船便は航空便と異なり、手続きが色々あったり日数が掛かるので面倒な部分もありますが、送料は非常に安価です。
面倒だからと出荷する工場のフォワーダーに任せておくと、聞いたことのない格安輸送業者を経由して段ボールが一箱紛失するトラブルになった事があるので、なるべく自分で手配しましょう。
最近はワンストップで行ってくれるような物流業者も多いですし、準備する書類も決まっているので慣れると簡単です。
船便で必要な書類と流れ
輸出の際に160サイズ以上の段ボールで出荷されると、国内で困ることが多くなります。
パレットの標準サイズは1100×1100ですので、120~140サイズの段ボールで出荷して貰った方が国内での送料も安くパレット保管料も安くなります。
発注時には出荷時の箱のサイズも指定した方が賢明です。
商品の出荷準備が整ったら、輸入元にPLとCI(パッキングリストとインボイス)を出して貰います。
輸入元エリアに依って必要書類が異なりますが、PL,CIと別に用意する最低限の書類としては荷印(シッピングマーク)、商品の写真など。
あとは、以下の情報を書き添えて現地のフォワーダーにメールまたは電話で集荷の依頼をします。
下記のような簡単な英語の文章で大丈夫です。(日本語は使えません)
Hello, my name is ●● of ●●(company name)
We have a consignment available for collection in Guangdong which we would like to dispatching to Tokyo by ship.
Please find attached a copy of our shipping invoice and packing list, shipping mark, and photo of products.
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下の1~10の情報を書く。
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We hope all documents are OK.
Thank you.
1, 集荷住所
2, 会社名
3, 担当者名(姓名)
4, 電話番号(携帯番号)
5, アカウントNO(あれば)
6, 貨物数量(数量)
7, 重量(重量)
8, 体積
9, パッキンサイズ
10, 貨物準備完了かどうか
ちなみに、ミプロに小口輸入に使える英文ガイドがありましたので御参考まで。
⇒ミプロ英文ガイドページ
シッピングマークについての規定は特にありませんが、必要最低限の事だけで良いと思います。
ジェトロ に記載方法についてのページがありましたので参考にしてみてください。
弊社では倉庫で迷子にならないように大きくロゴを入れています。
時間や手間が掛からないように、出来るだけ特定の業者に決めて決済をスムーズに行えるようにした方が賢明です。
また、輸入頻度が高い場合は輸出入者コードを取得しておくと手続きが早くすむことがあります。
通関許可が下りればフォワーダーから連絡があります。
船便は確実な納期が見えにくく不安ですが、日本に拠点がある物流会社なら連絡取りやすいので安心です。
物流業者について:
※日本では海貨業者とフォワーダーを分けているようですが、一般的にはforwarderと呼んでいます。
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